斎藤茂吉と木曾森林鉄道

---------------------------------------------------------------- 

駒ケ嶽見えそめけるを背後(そがい)にし小さき汽車は峡に入りゆく

小汽車にて入りつつ行ける木曾がわの川の瀬とほくあるひは近く

                                                 斎藤茂吉

--------------------------------------------------------------------------

斎藤茂吉は昭和11年、上松から森林鉄道にのり、三浦まで王滝川沿いの情景を多数よんでいます。木曾谷、王滝へ出向いたみなさんならば、うたによまれた風景をおもい浮かべることができるでしょう。

私が高校生のとき図書室の本で初めてこれらのうたを眺めました。それから20年以上経過して、インターネットで斎藤茂吉選集を入手。これらのうたを手元におくことができました。
岩波書店、またはクロネコブックサービスのサイトにて「斎藤茂吉」でサーチすればヒットします。

書名  斎藤茂吉選集 第四巻 (歌集四 白桃 暁紅)
発行所 岩波書店
定価  本体2200円+税
ISBN  ISBN4-00-100644-8

昭和11年、木曾方面 P.210〜224

木曾福島  11歌
上松発   17歌
鞍馬    11歌
王滝    11歌
王滝発   11歌
氷ケ瀬   11歌
滝越途上  11歌
滝越     8歌
三浦伐木所 11歌
した谿   11歌
帰路    11歌
寝覚の床   5歌

 

2000/8/4

[BACK]